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日産「スカイライン」ブランドは本当に消滅してしまうのか 独自の存在感は健在 (4/10ページ)

 では、その走りはエキサイティングなものではなかったかというと、さにあらず。スポーツドライビング、のんびりツーリングを問わず、どこまでも走って行きたくなるようなプレジャーを有していた。

 明確な難点を挙げるとすればハイパワーなターボエンジンを積むがゆえの燃料コストの高さだが、それとてよくよく考えてみれば20年ほど前の2リットル車くらいの水準。基本設計が新しいとは言えないクルマをよくもここまで念入りに作り込んだものだと感心させられた次第だった。

 ◆「野生馬」のような独自性

 ドライブの中で圧巻だったのは標高800m超の西伊豆スカイラインを走った時だ。この道路は高い樹木が少なく眺望が開けており、全国の高原道路の多くが名ばかりのスカイラインになっている中、珍しいくらいにスカイラインの名が似合う絶景ルートである。開通してから50年以上が経過しており、路面は老朽化が進んでうねりだらけで、クルマやバイクにとっては路面への追従性が試されるタフな道でもある。

 その西伊豆スカイラインでのスカイラインの走りは素晴らしいの一言だった。きついうねりのあるコーナリングでも柔軟性の高いサスペンションが大きく動き、車体が煽られてタイヤへの車重のかかりが悪くなることがない。こと悪路でのグリップ力の安定性は過去に乗った内外のミッドサイズセダンの中でもトップクラスであるように思われた。

NEWSポストセブン

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