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日産「スカイライン」ブランドは本当に消滅してしまうのか 独自の存在感は健在 (6/10ページ)

 しかし、今回の700kmあまりのドライブの中ではネガティブ要素を感じるどころか、機構は関係なしに素直に良いとしか思わなかった。どういうカラクリなのかは知らないが路面の状況やアンダーステアの度合いなどのインフォメーションは豊かに伝わってくるし、もちろん「あれっ?」と思うような動きなどひとつもない。

 バイワイヤは自動運転を部分的にクルマに入れていくうえで今後重要になるであろう技術のひとつだが、それがスポーツセダンをコントロールする楽しみをいささかも損なわない水準に仕上げられていたのは非常に印象的であった。

 3リットルV型6気筒ターボエンジン+パドルシフト付き7速ATのパワートレインは、速さの点では申し分ない。何しろ405馬力もあるのだから、あらゆる局面で不足を感じることなどあろうはずがない。驚くほどの速さである。

 ただ、スロットルボディのプログラムやトラクションコントロール、横滑り防止装置などのセッティングをかなり安全側に振ってあるようで、405馬力をパワーセーブなしにドーンと発揮させるようなどう猛さは感じられなかった。

 エンジン音も荒々しさ皆無。燃焼音はさすがに爆圧が高そうな雰囲気を醸しているが、金属の摺動音は驚くほど少なく、ルロロロロロ…という感じの澄んだサウンドである。エンジンルームからの遮音性が優れていることもあって、フルブーストでの加速時もエンジンサウンドは遠くから聞こえてくるかのようだった。半面、ビィーン、キィーンといった迫力サウンドを期待すると肩透かしを食う。

 ◆400馬力超を操る快適レスポンス

 実測燃費は横浜~東京都心だけを走った区間が7.5km/L、東京東部と九十九里浜を一般道を使って往復した200kmほどのドライブでは案に相違して渋滞だらけだったこともあって燃費が伸びず8.2km/L。東京から伊豆を巡って神奈川・厚木までの420km区間が10.8km/L。

NEWSポストセブン

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