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日産「スカイライン」ブランドは本当に消滅してしまうのか 独自の存在感は健在 (8/10ページ)

 オーディオ、エアコン、コネクティビティ用とカーナビ用の2つのディスプレイを装備しているが、どちらも画面が小さい。メーターパネルも機械式で、プレミアムセグメントでは当たり前になりつつある液晶ディスプレイ方式ではない。ダッシュボードのデザインは局面を多用した立体感重視のものだが、技巧に走りすぎていて少々ビジーだ。

 だが、この400Rに限って言えば、そのようなインテリアの古さは大して気にならなかった。クルマを走らせる行為そのものがメチャクチャ楽しかったからである。デザインは古いが視界は良好で、安全であることはもちろん絶景ルートをドライブすると景色が広々と見えて気分のいいことこのうえなかった。

 このように、旧態化はそれなりに進んでいるものの、走りの楽しさにかけてはパッションを持った作り込みがなされていたスカイライン400R。もうひとつの特徴は車両価格が562.5万円と、400馬力級の市販モデルの中では最安ということ。スカイラインの販売台数は月間300台前後と低空飛行を続けているが、400Rはハイブリッドや廉価版を押しのけ、グレード別では最人気なのだという。

 プレミアムセグメントにアップグレードされ、庶民には縁遠くなったことから存在感をすっかり失って久しかったスカイラインだが、ここまでとんがったクルマにすればささやかながらも存在感を発揮できるのだ。日産にとっては小さな勝ち点と言えるだろう。

NEWSポストセブン

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