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【天野秀夫 中小型厳選株】「ヤプリ」大化けの可能性 直近株価は公開価格に接近…短期、超長期で新規投資も 事業の成長性は折り紙付き (1/2ページ)

 マザーズやジャスダックの新興市場に新規上場(IPO)する銘柄で、IPO時の市場からの資金吸収額が100億円を超える場合は一般的に大型案件とされます。

 バイオ銘柄を除いた2019年のIPO大型案件は、名刺管理サービス最大手のSansan、ビジネスチャットツールのチャットワーク、eコマースプラットフォームのBASE、ネット診療システムのメドレーなど。

 20年はクラウド型顧客体験プラットフォームのプレイド、資産運用ロボアドバイザーのウェルスナビ。そして今年は「ビズリーチ」のビジョナル、電解銅箔メーカーの日本電解、家庭用磁気治療器のコラントッテなどがあります。

 業績面で赤字が継続して株価が低迷している企業もありますが、時間はかかっても株価が好パフォーマンスを描く出世銘柄が多くあります。IPO直後の投資ファンドの売りなど需給悪が一巡すると、成長株投資が株価上昇にいずれ直結してきます。

 昨年12月のマザーズIPO銘柄で、市場からの資金吸収額が約170億円と大型案件だった「ヤプリ」(4168)も出世株の候補です。

 初値は事業内容と成長性から注目され、公開価格3160円を65・8%上回る5240円でデビューし、今年1月には7690円まで買い進まれました。しかし、地合いの悪化と5月発表の今12月期第1四半期決算でのサプライズがなかったことなどから、株価は調整に転じて7月20日には3200円台まで下落しました。公開価格に下落した株価が接近してきたことで、ここからは売り圧力が弱まり、反発に向かうことが期待されます。

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