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中国恒大、依然として危機感が残る つかの間の株高…続く利払い

 経営危機の中国不動産大手、中国恒大集団は、23日が期限の人民元建て社債の利払いを実行すると発表した。デフォルト(債務不履行)危機が遠のいたとして米国株は上昇、24日午前の東京市場も日経平均株価が3万円を回復した。だが、今後も利払いが続くほか、「第2、第3の恒大」への懸念も残る。

 午前9時3分現在、休日前終値比609円32銭高の3万0248円72銭と大幅反発している。

 前日の米市場でダウ工業株30種平均は506・50ドル高の3万4764・82ドルと続伸した。

 恒大は期日が23日の人民元建て社債の利払いを実行すると発表。ドル建て社債には30日の猶予期間が設けられている。ただ、10月までの利払い額は200億円相当を超えるとみられる。各地で住宅プロジェクトの工事が停止し、電気自動車部門で給与の支払いが滞っているという。

 米紙ウォールストリート・ジャーナルは23日、中国当局が地方政府に対し、恒大の経営破綻による混乱に備えるよう指示したと報じた。

 恒大のほかにも財務状況が悪化している中国の不動産会社は数多く、安易な救済はしない方針とみられる。

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