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【定年後 難民にならない生き方】「私もそうだった」という年長者の重いひとこと 親切なアドバイスのようでいて、実は無神経なフレーズ (1/2ページ)

 人間関係のモヤモヤがラクになる考え方をよくある鈍感なセリフごとに解説した『繊細な人 鈍感な人 無神経なひと言に振り回されない40の考え方』(PHP研究所)。読むと、自分でも気付かないうちに、マズいひと言を発していたかもしれない可能性に気付かされ、ヒヤリとする。とりわけ定年世代が気をつけたいひと言にはどのようなものがあるのか。本書の著者である心理カウンセラー・五百田達成(いおた・たつなり)氏に聞いた。

 「先輩や年長者の立場になったときに気をつけたいセリフのひとつに『私(俺)もそうだった』があります。もしかしたら親身になって共感やアドバイスしているつもりかもしれません。でも、こう言われてしまうと相手は黙るしかありません」

 悩みに対して昔話や経験談を持ち出して説教するのはルール違反以外の何ものでもないと五百田氏は指摘する。

 「そもそもの話、本当に親身になるなら、自分の話はさておき、目の前の相手の問題に集中するはず。昔話や経験談を持ち出して、説教めいたことを口にするのは自分が輝いていた記憶に浸りたいだけなのです」

 いくら励ますつもりだったとしても「昔はもっとひどかった」「苦しいのはみんな同じ」「あなたはまだいいほう」などのフレーズは厳禁。いずれも相手の気分を盛り上げるどころか、「自分の悩みなんてくだらない」「これぐらいで悩んでいてはダメだ」と落ち込ませるばかり。

 では、自分が「俺も若い頃は悩んだ」「私だってそうだった」といった類いのセリフを言われたときはどう対処すればいいのか。五百田さんのアドバイスはこうだ。

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