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【天野秀夫 中小型厳選株】「室町ケミカル」先高期待を内包 医薬プラス半導体、脱炭素の手掛かり保有 15日に第1四半期決算発表 (1/2ページ)

 前週の日経平均は、4月以降で最大の下げ率となり2万9000円台を割り込むなど荒れ模様となりました。海外ではNYダウの調整、中国では恒大集団の経営問題、国内では岸田新政権の発足準備、日経平均構成銘柄の入れ替えという波乱要因が重なりました。

 今週は8日の大引け後には、米9月雇用統計と今月下旬から本格化する3月期企業の中間決算発表を前に、安川電機の今2月期第2四半期決算の発表があります。

 来週(11日から15日)は、この雇用統計発表を受けた米国株式市場の動向、決算を受けた株価動向が全体相場に影響を与えそうです。10月は日米株式市場が波乱となるアノマリーがあり、積極的な上値追いは手控えられる可能性があります。中間配当取りを終えた大手海運株人気に減速感が出てきていることから物色面でも変化が出てきそうです。

 こうした物色展開の端境期では、ジャスダックやマザーズなど新興市場銘柄に関心が高まりやすくなります。今年2月に公開価格820円、初値1424円でジャスダックにIPO(新規上場)し、現状の株価がこの初値を大きく下回っている「室町ケミカル」(4885)に出遅れの修正高が期待されます。

 室町ケミカルは、医薬原薬・中間体合成や受託加工を手掛けるほか、健康食品はゼリーサプリメントの開発、受託製造を手掛けています。

 売上高は、約49%が医薬品事業、20%が健康食品事業、30%が化学品事業で構成されています。なかでも化学品事業は、半導体の製造で使用される高純度イオン交換樹脂を製造し、好調に推移しています。

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