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【凄腕アナリスト ザ・覆面】「三社電機製作所」待ち伏せ買い 今3月期営業利益は92%増益見込み パワー半導体、電源機器とも需要拡大へ (1/2ページ)

 来週26日から決算発表が本格化する。今回の決算シーズンは、半導体関連の好業績予想に注目が集まるのは衆目の一致するところだ。半導体受託製造で世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が、ソニーグループやデンソーと組んで日本国内に新工場を建設する計画というのも、半導体関連企業に取っては強力な追い風材料だ。

 この決算シーズンを手掛かりとした待ち伏せ買い銘柄として東証2部の「三社電機製作所」(6882)の妙味が高まっている。

 同社はパナソニックを筆頭株主に持つ電源機器とパワー半導体(電力制御の半導体)を手掛けるメーカーだ。電源機器では表面処理用、評価試験用、無停電電源、光源機器用、系統連系インバータなどを生産している。

 なかでも評価試験用電源はリチウム電池生産設備用、HEV(ハイブリッドカー)用リチウム電池評価用、燃料電池・太陽電池シミュレータ分野を用途とし、系統連系インバータでは太陽光発電、水素生成、燃料電池に対応した製品を提供している。

 脱炭素社会の実現に向けたインフラ整備が、同社の今後の成長を支えることが期待される。パワー半導体を中心とする半導体事業は高性能領域への展開を進めており、同社の中期計画では2024年3月期に半導体事業の売上高を74億円、営業利益で4億円の目標を立てている。これは21年3月期実績と比較して、売上高は約30%増、営業利益は2・3倍にあたる意欲的な計画だ。

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