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【凄腕アナリスト ザ・覆面】「三社電機製作所」待ち伏せ買い 今3月期営業利益は92%増益見込み パワー半導体、電源機器とも需要拡大へ (2/2ページ)

 今期業績見込みも半導体関連企業の特徴となっている高い利益変化率が想定されている。今3月期連結業績予想は、売上高218億円(前期比12・2%増)、営業利益8億円(同92%増)、経常利益(同81・4%増)、当期利益(同10・5%増)の大幅な増収増益見込み。

 前期の配当は第2四半期末5円、期末10円の年間15円だったが、現状で今期は第2四半期8円配当、期末分は未定としている。下期の業績動向次第で期末の増配も可能性大だ。

 第1四半期(4-6月)の売上高は、前年同期比19%増の50億500万円、営業利益は7800万円(前年同期は6200万円の赤字)。通期計画に対する進捗率は低いが、4半期ベースでは同社の売上高、利益とも第4四半期が最大となる傾向がある。

 さらに、素材加工用の大型電源(リチウムイオン電池の電極材となる銅箔生成用電源など)については、第2四半期以降の売り上げとなる案件が多く、収益の積み上げは第2四半期以降に始まる。また、為替の円安も同社の収益にとってはプラス要因で、通期業績の増額期待は十分にある。

 そして、その株価水準は魅力的な3ケタ台だ。年初に900円台にあった株価は4月に400円台まで調整し、その後は上昇トレンドに移行。6月に1222円の高値を付けて一服し、現状で900円台。つまり、年初の株価水準に戻ったことで、ここから再評価が可能なタイミングとなっている。

 第2四半期決算発表の11月9日に向けて好業績期待が株価を刺激してくるだろう。

 ■ザ・覆面(ざ・ふくめん) 金融業界では知る人ぞ知るベテラン。株式の分析と着眼点の鋭さに定評がある。名を出せばハレーションが大きいため、覆面で参戦。

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