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【エネルギー危機】「脱炭素」で日本は中国の属国へ “グリーンテクノロジー”の危険な鉱物資源依存、新疆ウイグル自治区のジェノサイドに加担も (2/3ページ)

 停電が起きては、中国共産党の面目丸つぶれだ。それで「温暖化対策」を名目に電力多消費の工場などに輪番停電を命令する一方、石炭の大増産に号令がかかった。電力価格も1割ほど引き上げることになった。

 中国が世界から石炭を買い集めて石炭価格は上がった。輪番停電になった企業はディーゼル発電などで急場をしのいだ。これで石油価格も上がった。

 中国のエネルギー危機は、世界中の経済に影響した。中国でのマグネシウムの生産が停滞し、それを利用する自動車用のアルミニウム生産が滞って、欧州の一部で自動車生産が止まった。中国のディーゼルエンジン添加用の尿素水生産が停滞し、それに依存する韓国では、物流崩壊の危機になった。

 中国依存は問題だらけだが、いま日本が進める「脱炭素」は、これを一層深刻にする。

 「脱炭素」は「脱物質」ではなく、むしろその逆だ。太陽光、風力発電、電気自動車は、いずれも大量の材料投入を必要とする。その材料の多くは、環境規制が緩い中国で生産される。先進国では、土壌、排水、大気汚染などの規制が厳しく、レアアースなどの鉱物の生産・精錬が経済性を失った。いま世界のレアアース生産の6割は中国、精錬の9割は中国だ。

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