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【大鶴義丹 それってOUTだぜ!】コロナ禍で失われてしまったものは計り知れないが… そこから何を得て、何を啓発されたか (1/2ページ)

 東京都の緊急事態宣言が解除された。私もこのままうまくいけば、6月上旬には、中断されていたドラマやバラエティー番組などの撮影が再開されるかもしれない。

 わずかな希望と同時に、失われてしまった多くのものに対する無念、そして再来へのおびえと複雑な思いが交差した。

 この2カ月、未曾有の混乱と恐怖でわけが分からなくなっているが、この世界を震え上がらせているパンデミックの経緯を冷静に振り返ると、2月上旬くらいの頃は、世間もまだ、それほどまでに現実感を持っていなかった。

 スケジュール帳を開くと、私自身も2月上旬の頃は京都でドラマのロケをしていた。ワイドショーでは中国・武漢で謎の伝染病が猛威を振るっていると騒いでいたが、実際に京都の町を歩いていても、まだ多くの外国人観光客もいた。コンビニでもマスクがまだ買えたくらいである。

 新型コロナよりも、昨年の台風被害から強く意識され出した気候変動のほうが、「恐怖の大王」として君臨していたかもしれない。

 それがバレンタインデーあたりから様子が変わってきたと記憶している。それでもオリンピックの開催うんぬんまではと、ほとんどの方がどこか楽観的に思っていたはずである。

 だがあっと言う間に世界は一気にコロナ禍に包まれ、混乱や絶望の渦となり、何もかもが「ひっちゃかめっちゃか」となり、気がつくと梅雨の時期になろうとしている。

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