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【奈良崎コロスケ 音楽とおじさん】第47回 大学進学も、バンドは“自然消滅”の危機に…

 社会からドロップアウトしたアウトローの若者たちが、運命的に出会ってバンドを結成し、ライブハウスから叩き上げでメジャーにのし上がっていく。80年代はまだまだロックバンドの結成にストーリーが求められていた時代でした。1987年はバブル突入期で、世の中が浮かれ始めたころ。「軽音サークルなんてコンパや合宿に明け暮れて、メンバー同士の恋愛でキャッキャうふふと楽しくやるだけだろ?」という仲田君の想いも、あながち間違ってはいませんよね。

 ただ90年代に入り、フィッシュマンズやミッシェル・ガン・エレファントがデビューしたあたりからそうした固定概念も払拭されていき、大学のサークルで結成されたから云々という考えは古臭いものになりました。余談ですがフィッシュマンズもミッシェルも、明治学院大学の音楽サークル「ソング・ライツ」出身。名門ですね。(奈良崎コロスケ)