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【桂春蝶の蝶々発止。】東京五輪、ワイドショーはとにかく批判ばかりだが…選手の活躍は「感動」という太陽になる (2/2ページ)

 そして、一部の世論、ワイドショーから最も攻撃を受けたイベントは東京五輪であることは間違いありません。与野党問わず、政治の脆弱(ぜいじゃく)さを痛感しました。マスコミの恐ろしさもそう。大衆がつくる“空気銃”は日々、五輪を連射しています。

 選挙を意識したのか、政府や東京都などによる「無観客」開催の決定は、何とも情けない判断でした。

 代表選手の皆さんは、肩身の狭い思いをされたと思います。でも、そんな雑音から逃げ続けて、ひたむきに自身の技を磨くことだけに集中してほしいと思います。

 私は信じています。五輪が始まれば、かつて反対していた人々は霧が晴れるように姿を消すでしょう。

 世間を覆う霧をかき消すのは「感動」という太陽です。極限まで努力し続けた選手たちの演技がもたらす「感動」は、きっと人の心を明るくする。

 私は誰に何を言われようと、世界最高峰の努力の結果をこの目で見たい。まっ、始まったらワイドショーも応援するやろしね(笑)。

 ■桂春蝶(かつら・しゅんちょう) 1975年、大阪府生まれ。父、二代目桂春蝶の死をきっかけに、落語家になることを決意。94年、三代目桂春団治に入門。2009年「三代目桂春蝶」襲名。明るく華のある芸風で人気。人情噺(ばなし)の古典から、新作までこなす。14年、大阪市の「咲くやこの花賞」受賞。

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