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【中本裕己 エンタなう】リーアム・ニーソンが“最後の恋”のため老骨にムチ 「ファイナル・プラン」

 「シンドラーのリスト」から「96時間」まで、ジャンルを選ばない名優リーアム・ニーソンが、もしも“2時間ドラマ”に主演したら…。そんな感じのリベンジ・アクション映画「ファイナル・プラン」(公開中)では、“最後の恋”を成就させるため老骨にムチを打って悪党に立ち向かう。

 全米各地で銀行を襲い、一切の犠牲者も出さず、痕跡を残さない“速攻強盗”の異名をとるカーター(リーアム)。全米犯罪史上の伝説となった男が、運命の女性アニー(ケイト・ウォルシュ)と出逢って改心し、突然FBIに自首してきた。被害額の全額返却と引き換えに、面会がしやすい刑務所で短期で服役させてほしい、減刑を願い出たのだ。

 ところが、応対した不良警官は金を横領し、アニーを命の危険にさらした上に、カーターを“警官殺し”の罠にハメる。不良警官と、真相を追及するFBI捜査官を相手にカーターは大逆襲。持ち前の爆破技術を駆使して、カネと女を取り戻すための周到なプランを練り上げる。

 FBIのポンコツぶりが目立ち、話の細かい辻褄が合わず、リアリティーに欠ける点は置いておいても、強引に98分間の上映時間に詰め込むテンポ感は実に素晴らしい。2時間ドラマより早くスカッと解決するなんて! そして、70近くにもなって惚れこんだ女のために、ここまで体を張り本気になれるリーアムおじさんに、途中からエールを送りたくなってくる。 (中本裕己)

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