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【酒井政利 時代のサカイ目】追悼版 音楽プロデューサー・関根敏彦氏が偲ぶ酒井政利さん 時代の音楽を作った先見の明 (3/3ページ)

 そんな酒井さんが最後に気にかけていた歌手は辰巳ゆうと。

 2018年に日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞後、演歌界に活気をもたらしてくれる存在になれる人材だといい、最近も新曲をどうするかでアドバイスをしていた。その辰巳も、先日、来年発売予定の新曲のレコーディングを済ませたようで、酒井さんもひと安心していることだろう。

 素顔を知る人は、とても厳しい一面を持ち、礼儀にはうるさいという。知人の娘さんは、酒井さんから知人にかけた電話を取り、その際の言葉遣いがぞんざいだったようで、会ったこともないのにいきなり厳しく注意され、感謝していると話していた。

 半面、とてもおちゃめな部分があり、体長10メートルもの大きな白蛇を飼っているという噂をさらに脚色して面白がっていた。

 ソニーを退社し独立してから25年間、ご一緒させていただいた酒井プロデューサー。

 公私ともにお世話になりました。心より感謝しています。ありがとうございました。

 ■酒井政利(さかい・まさとし) 南沙織、郷ひろみ、山口百恵、キャンディーズら300人余をプロデュースし、その売上累計は約8700億円。『愛と死をみつめて』『魅せられて』で2度の日本レコード大賞を受賞した。2020年度文化功労者を受章。2021年7月16日、心不全のため、85歳で死去。

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