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【ぴいぷる】女優・佐々木希 癒しとパワーもらえる子育てと芝居 母になってさらに美しく輝きを照らす (3/3ページ)

 プレッシャーを感じつつも前向きなのは、6年前に経験した初舞台『ブロッケンの妖怪』を思い出すからだ。竹中直人、生瀬勝久らベテラン俳優と共演し、舞台の醍醐味(だいごみ)を体感した。

 「あのときは何も分かっていない状態で、稽古から本番までずっと葛藤していました。でもその分、達成感がありましたし、会場がお客さんでいっぱいになったときの喜びも知って。あのときのことを思い出して、今回のお話も覚悟を決めなきゃと決心したんです」

 命を燃やして混沌(こんとん)とした戦後を生き抜いた人々を描く『醉いどれ天使』が、観客にとって明日への活力になればと願っている。

 「コロナ禍という不安の中でも、この舞台で少しでも何かを感じてもらえたらうれしいですね。私自身、エンターテインメントの力って本当に素晴らしいと改めて実感しているんです。脚本を読んで心を動かされたように、誰かにパワーを届けられたらいいなと。その気持ちを大事にして、全力で心を震わせながら演じていきます」

 芝居も子育ても全力で挑む。それが輝きの秘訣(ひけつ)なのかもしれない。

(ペン・磯西賢  カメラ・萩原悠久人)

 ■佐々木希(ささき・のぞみ) モデル・女優。1988年2月8日生まれ、33歳。秋田県出身。2005年に『週刊ヤングジャンプ ギャルコン2005』グランプリに輝き、翌年には『第2回プリンセスPINKYオーディション』でグランプリを受賞。08年の映画『ハンサム★スーツ』で女優デビュー。今年の出演作はドラマ『バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~』(テレビ東京系)、『にじいろカルテ』(テレビ朝日系)など。

 明治座『醉いどれ天使』は9月3~20日まで。問い合わせは明治座チケットセンター(03・3666・6666、10~17時)。10月1~11日までは大阪・新歌舞伎座で上演される。

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