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【業界ウォッチャーX 芸能ニュース舞台裏】音楽業界を萎縮させかねない“密フェス”の罪…早くも出た人気アーティストらへの悪影響

 「音楽業界への怒りを一気に加速させた。その前に行われたフジロックは現時点でクラスター報告もなく、お手本になっていましたが、今回の“密フェス”で逆風です」

 愛知県常滑市で行われた「NAMIMONOGATARI2021」の騒動に音楽イベンターは顔を曇らせる。出演したラッパー、Zeebraらも謝罪に追い込まれた。

 「さらに悪い影響が出ました。今月、千葉で開催予定の『スーパーソニック』に、行政側から延期や規模縮小の要望が入りました。延期というのは簡単ですが、きゃりーぱみゅぱみゅら多くの人気アーティスト、海外のアーティストのスケジュールを切り直すのは困難ですから、実質的な“中止要請”です。ずさんな“密フェス”の悪影響が早くもでました」(前出・音楽イベンター)

 スポーツ紙音楽担当記者も音楽業界全体が萎縮しかねない事態に顔をしかめる。

 「千葉のスーパーソニックは2日間で1万人の動員予定ですが、屋外の野球場なのでスカスカですよ。もちろん酒も提供しない。コンサートプロモーター協会の指針に沿っての開催ですが、それでもダメということになる。経産省から補助金8000万円が出ますが、自治体の要請に反して開催すると、補助金をもらうなという声が起きるのは必至。主催者はつらい決断を迫られる」

 “密フェス”がやらかした罪は深い。 (業界ウオッチャーX)

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