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どう考えても法律違反な“復讐劇” クール!でパンクな恋愛映画「ディナー・イン・アメリカ」 (1/2ページ)

 今風にいうならば「クール!」。そんな映画が公開中の『ディナー・イン・アメリカ』だ。

 パティ(エミリー・スケッグス)とサイモン(カイル・ガルナー)のラブストーリーだが、そんじょそこらの恋愛ものとは毛並みが違う。

 星条旗がデザインされたとっぴな服で何種類ものクスリを服薬し、周囲の評価は低く、かといって自己評価が高くもなく、勤務先も理不尽な理由でクビになり、希望のない日々を送るパティ。脇役として描かれがちな彼女を主演にしたことが本作の革新性である。

 パティが生きていると実感できるのは好きな小物やインテリアに彩られた部屋で、大好きなパンクバンド「サイオプス」の音楽を聴き、体を激しく揺らす時間。ノリノリになったところで、パティはホットパンツを脱ぎ、ベッドで自慰行為をはじめ、ポラロイドカメラで撮影する(その理由は、後々明らかになる)。自分の部屋だけがサンクチュアリだ。

 パティと出会うサイモンは、下品を全身にまとったような男。言葉遣いはフ××クの連発で、誰だろうが、どこだろうが、下品を振りまき続ける。周囲と折り合う気遣いもなく、全身がアナキストという存在だ。

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