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【ぴいぷる】女優、作家、監督・高橋洋子 「人生、寄り道したほうが面白いじゃない」 公開中映画『キッド哀ラック』完成記念「高橋洋子映画祭」開催中 (3/3ページ)

 しかし50歳を迎えたころ、女優の仕事から遠ざかることに。

 「単純に仕事がこなかった。ついでに執筆の仕事もなくて。来るのはマージャンのお誘いばかり。そのときはクサクサしていたけど、あきらめてもいなかったわ」

 2017年、映画『八重子のハミング』(佐々部清監督)で久しぶりにスクリーンに戻ってきた。認知症を患う難しい役を演じた。

 「やっぱり演技をしたかったんだなって。確かに難しいけど、せりふはほとんどなかったから。なのに、目立っちゃったのよ」

 これで女優魂に火が付いたと言いたいところだが、「あれをやる、これをやるというのがなくてすみません。でも伸び伸びと緊張せずにやっていきたいわ。これから先、まだ何があるか分からないからワクワクしているのよ」。

 ここからどんな走りをみせてくれるのだろう。

 ■高橋洋子(たかはし・ようこ) 女優、作家、映画監督。1953年5月11日生まれ、68歳。東京都出身。72年、文学座俳優研究所に入団。同年、映画『旅の重さ』でデビュー。73年にはNHK連続テレビ小説『北の家族』ヒロイン。81年、小説『雨が好き』で中央公論新人賞。主な出演作は『サンダカン八番娼館』(74年)、『悪魔の手毬唄』(77年)、『さらば箱舟』(84年)など。2017年、『八重子のハミング』で28年ぶりの映画出演が話題を集めた。「シネマノヴェチェント」(横浜市)で『キッド哀ラック』の完成を記念した「高橋洋子映画祭」を開催中。最終日の23日にはトークショーも予定されている。

ペン・福田哲士/カメラ・高橋朋彦/レイアウト・加藤洋介

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