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【坂上忍の白黒つけて何が悪い!】「新たな」ジャパニーズ・ノワールの誕生 『JOINT』が映し出す世界はリアル以外の何物でもない (1/3ページ)

 応援したくなる監督を発見! しかも日本人の。

 小島央大さん、なんと1994年生まれ。30歳に満たない年齢で、こんな作品が撮れるんだと感嘆。

 ただプロフィールに目を通しますと、幼少の頃はニューヨークで過ごしたとか。で、大学はなんと東大の建築学部なんですよ。

 勝手な想像ですが、映像センスの良さはもちろん、物語の組み立て方が独特かつ緻密なのは、ヨソの畑の脳みそがいい意味で反映されているからなのかなと。

 ストーリー的には、刑務所から出所したばかりの男がなんとか堅気の仕事で人生をやり直そうとするのだが、うまく事が運んだと思えば横やりが入り、果ては暴力団同士の抗争に巻き込まれて…。

 といった、一見ありがちな内容なのだが、かなり計算された構成になっているのです。

 なにより派手なドンパチとかは一切なく、人物の心の動きにフォーカスしているのが好印象。

 にもかかわらず、しっかり観客をハラハラドキドキさせることできるということは、練り上げられた脚本(構成)のたまものといえるでしょう。

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