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【シネマパラダイス】暴かれる民主、法治国家アメリカの裏の顔 「モーリタニアン 黒塗りの記録」

 米同時多発テロの裏で暴かれた国家の闇と人権問題を描く実話に基づく社会派ドラマ。9・11テロの4年後、アメリカの弁護士・ナンシー・ホランダー(ジョディ・フォスター)はキューバのグアンタナモ米軍基地に拘束されたモハメドゥ・スラヒ(タハール・ラヒム)の弁護を買って出た。

 彼はアフリカ・モーリタニア出身でテロの容疑者として拘束され、一度も裁判にかけられていなかった。やがてナンシーが得た政府機密文書から驚愕(きょうがく)の事実が浮かび上がる。ベネディクト・カンバーバッチ共演。ケヴィン・マクドナルド監督。29日公開。上映時間2時間9分。

 【ホンネ】スラヒの拘禁は14年以上にもおよび手記が出版された。凄惨(せいさん)で卑劣な拷問をはじめグアンタナモの実態をリアルに映像化。民主、法治国家アメリカの裏の顔が暴かれている。 ★★★☆(映画評論家・山形淳二) ★5つで満点、☆=星半分

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