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【ドクター和のニッポン臨終図巻】作曲家・筒美京平さん この曲も、あの曲も…「また逢う日まで」歌って追悼 (1/2ページ)

 訃報を聞き、往診の車中この人の曲ばかりをかけています。いしだあゆみさんの〈ブルーライトヨコハマ〉、近藤真彦さんの〈ギンギラギンにさりげなく〉、ジュディ・オングさんの〈魅せられて〉…素晴らしい曲が多すぎて「この曲も、あの曲もそうだったのか!」と改めて驚いています。

 作った曲は約3000曲。総売り上げ枚数は7560万枚で日本の作曲家歴代1位。誰も破ることが出来ない数々の記録を作った歌謡界のレジェンド、筒美京平さんが10月7日に都内の自宅にて死去されました。享年80。死因は誤嚥性肺炎との発表です。超高齢社会の今、誤嚥性肺炎で死ぬことは、珍しいことではなくなりました。

 2018年の厚生労働省の調査によれば、誤嚥性肺炎で亡くなられた人は年間約4万人。30年には、男性7万人、女性5万人が、この死因で亡くなると予想されています。老化に伴い、人は飲み込む力(嚥下機能)が低下します。唾液や食べ物を誤嚥することは、若い人でもよくあることですが、年を取ると咳で吐き出すことができなくなっていくのです。これを咳反射といいます。咳反射が弱まってくると、口腔内の雑菌を含む唾液が気管に垂れ込み肺に入り、肺炎を発症しやすくなるのです。

 脳卒中の既往がある人やパーキンソン病や認知症の人はリスクがより高まります。発熱、咳、汚い痰などが主な症状ですが、高齢になるほどこうした症状が現れにくくなる傾向があります。

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