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【ベストセラー健康法】マンガで学ぶ“歯科診療の誤解” 『デンタルクエスト』(集英社) (1/2ページ)

 コロナ禍による外出制限を理由に、歯科健診の受診を控えている人が増えている。しかし、歯科健診は不要不急ではない。誤った判断は取り返しのつかない事態を招く危険性がある。今回はそんな歯科医療に対する認識を改めさせるコミックスを紹介する。

 小欄でマンガを取り上げるのは珍しいが、今回紹介するのは医療、しかも歯科領域に潜む問題を浮き彫りにする社会派の作品だ。

 『デンタルクエスト』(セキアトム原作、箸井地図作画、集英社刊)は、「グランドジャンプむちゃ」の連載作品。歯科衛生士という国家資格に誇りを持ち、患者本位の診療に取り組む主人公・歯守リンゴが、歯科診療の重要性、口腔内に起き得る疾患のメカニズムと治療法、さらには歯科医院を「経営」の側面から検証するなど、新しい医療コミックスの姿を提示している。

 「50~70代を対象に『健康について後悔していること』をたずねたアンケートで、『歯を大事にしていれば』が首位だったことを知ったのがこの作品を世に出すきっかけ」と語るのは、原作を手掛けたセキアトム氏。

 歯科医院を「痛くなったら行くところ」と考えている人が多い。しかし、現実の歯科医院は単なる「治療」の場ではなく、「予防」を実践する場としての機能を大きくしている。まずその事実を知り、歯科との向き合い方を変えることが必要だということに、この作品は気付かせてくれる。

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