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【大崎裕史 麺喰いにつき】オリジナリティー感じる「鮪つくね」と「和だし」 居酒屋とラーメンの“二毛作” (1/2ページ)

 昨今、コロナ禍で居酒屋からラーメンへの展開が目立っている。時短営業や外出自粛で業態の見直しが迫られているのだ。シェアラーメンと呼ばれる昼はラーメン、夜は居酒屋という昼夜で業態が変わるスタイルが増えてきている。昔で言えば、「二毛作」または「間借り」と呼ばれていた。ここ1年で都内だけでざっと50軒くらいあげられるが、今回はその中で最近食べたばかりの4軒を紹介。

 日本酒と旬の魚がウリの「呑み屋 ぶち」(旗の台)が4月20日より火水木は昼夜ラーメン店「ラーメン巻石」になった。注文したのは巻石醤油らーめんに鮪つくねをトッピング。スープはやや黒っぽく、醤油が効いたもので乾物系(石巻産直のかつお節、鯖節など)の和だし。他にパッと思い出すような似た感じがなく、オリジナリティーを感じる。

 麺は品川区二葉にある老舗(創業70年)のはやし製麺所。細縮れで宮城とか岩手を思い出すような印象。スープや麺の相性もいいがトッピングも「ちゃんと」おいしく、なかなかのもの。

 店名が気になったのとラーメンを良く知っている作りだったので聞いてみたら、やはり「石巻」出身。元々ラーメン店をやろうと思っていたのが東日本大震災で諦め、東京に出てきて居酒屋を始める。そして今回はコロナで厳しくなり、元々やりたかったラーメンを出し始めたら好評でラーメンの営業時間を増やし始めた、という流れ。

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