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【マンガ探偵局がゆく】古希の父が昔読んだ「シートン動物記」は? オリジナルへの敬意伝わる白土三平版 (1/2ページ)

 6月20日は父の日。今回の依頼は孝行息子からの相談だ。

 「父の日には本を贈ろうと思います。希望を聞くと、子供の頃読んだ『シートン動物記』のマンガが読みたいと言います。ネットで調べたら結構いろいろあるのですね。古希の父親が小学生のころ読んだマンガの『シートン動物記』といえば、どの本になるのでしょうか?」(親思いの息子・45歳)

 アーネスト・トンプソン・シートンはアメリカの博物学者。19世紀後半、アメリカ西部開拓時代に自然をテーマにした紀行文やノンフィクションを数多く発表し、本国では1896年に出版した『私の知る野生動物』が話題になった。内山賢次の翻訳で日本に紹介されたのは1935年。36年から38年にかけて『動物記』全6巻が出たが、このタイトルは内山がつけたものだった。

 マンガ化は繰り返しおこなわれていて、最近では谷口ジローが2004年から07年にかけて『漫画アクション』『双葉社Webマガジン』『Web漫画アクション』に連載した『シートン』がある。谷口は1974年に小学館が刊行した『学習漫画シートン動物記』でも谷口次郎名義で執筆に参加。また、谷口の師匠でもある動物マンガの第一人者・石川球太も講談社で『シートンの動物記』を執筆している。

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