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【ドクター和のニッポン臨終図巻】漫画家・富永一朗 糖尿病と共存し大往生 (1/2ページ)

 若い人はご存じないかもしれませんが、『お笑いマンガ道場』という、マンガ大喜利みたいなことをやる実にけったいな番組が昔ありました(1976~94)。当時、この番組のマドンナ的存在だった川島なお美さんがとてつもなく可愛かったため見るようになったのですが……ベテラン漫画家のおふたり、鈴木義司さんと富永一朗さんが、即興で描くマンガを通して、丁々発止とお互いをけなし合う演出がクセになる面白さで、毎回腹を抱えて笑っていました。

 時は過ぎて、鈴木義司さんが2004年に75歳で亡くなり、川島なお美さんが15年に54歳で亡くなり、とうとうこの人、富永一朗さんが、今年5月5日に都内の自宅で死去されました。享年96。死因は、老衰との発表です。

 『お笑いマンガ道場』に出演されていた頃の富永さんは、ライバルの鈴木さんに、オバケナマコやオオサンショウウオの絵にデフォルメされていたほど、丸々と恰幅(かつぷく)のいい体形でした。

 しかし、還暦を過ぎてから2型糖尿病と診断。そこから、「まだまだ漫画を描き続けたい!」という思いから、徹底した食事療法を続け、糖尿病を改善させ、メタボ腹ともオサラバ。自ら「健康じいさん」と名乗り、『我が愛すべき糖尿病』という本まで出版されています。本の帯には、「糖尿病でインポになるはウソ」とあり、お色気マンガが得意だった富永さんらしいものでした。

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