記事詳細

【食と健康 ホントの話】スケソウダラが「サルコペニア予防」に有効 摂取で特別な運動をしなくても筋肉増大することが確認 (1/2ページ)

 筋力の維持はどの世代でも不可欠だが、とくに高齢者の寝たきりを防ぐためには必須。積極的にタンパク質を摂取しつつ運動をして、筋肉を維持してほしい。とはいえ、腰痛や膝痛などがあったり、フレイル(寝たきり一歩手前の状態)であったりするなど、積極的に運動しにくい状態の人がたくさんいる。

 そこでいくつかの研究グループでは、スケソウダラの速筋タンパクに注目し、運動ができにくい高齢者の筋肉量を維持できるかを探っている。

 先日開催された第63回日本老年医学会学術集会で、徳島大学先端酵素学研究所、糖尿病臨床・研究開発センターの森博康助教らの注目すべき発表があったので紹介したい。

 まずは、スケソウダラの速筋タンパクの“質”のよさについて前回のおさらいを。ヒトでの臨床試験で、体内での正味タンパク質利用率(NPU。摂取したタンパク質のどれだけの割合が体のタンパク質として保持されたかを表す)は、鶏卵、牛乳、畜肉のタンパク質を抜いて、スケソウダラの速筋タンパクが最も高いことが明らかとなっている。

 またラットを対象とした試験でも、スケソウダラの速筋タンパクの摂取が、良質とされる乳清(ホエイ)や大豆、鶏卵タンパク質と比べて、筋肉が肥大することが確認されている。

関連ニュース