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【今から始めよう!70代まで働く健康術】「ハミング」で声帯萎縮を解決! 発声指導法のプロが直伝 (1/2ページ)

 新型コロナの変異株は感染力が強く、これまで以上の予防が望ましいとされている。マスク着用とはいえ会話を控え、食事中も無言…。このように声を使わないことで、声帯萎縮が起こる「声帯サルコ」を前回紹介した。それを解決するハミングについて今回取り上げる。

 「ハミングは、歌詞を歌わない、いわゆる『歌わない歌』です。口を閉じてメロディーを発声するので、飛沫を抑えることができますし、ハミングは、細く長い息を出し続けることが求められるため、大きな声を出す以上に呼吸器官を鍛えることができるのです」

 こう説明するのは、特定非営利活動法人東京ベルズの高牧康理事長=顔写真。音声生理や発声指導法の研究を行い、のどを簡単に鍛えられる「のどピコ体操」を開発。ボランティアでの普及活動に力を注ぐ。今年3月には、「のどピコ体操チャンネル おうちでハミング 歌わない歌」(「のどピコ体操 おうちでハミング」で検索)をYouTubeに開局した。

 「ハミングは、呼気圧が少なく声帯に過度な緊張がかかりません。声帯の伸展収縮がしやすくなって、裏声などの高音が出しやすくなり、声帯のストレッチ効果がえられやすいのです」

 通常は、大きな声を出しても、声帯サルコで声帯萎縮が進んでいると、かすれた声になってしまう。声帯は動くどころか緊張するため、大声によって声帯を痛めてしまうこともある。ハミングなら声帯への空気による圧力は少なく、裏声や高音で声帯が動かしやすくなる。そのとき動くのが、“のどちんこ”とも呼ばれる「のどピコ」だ。

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