記事詳細

【中原英臣 あの医療情報ウソ?ホント!】新型コロナの“特効薬”になる可能性も 「スーパー中和抗体」とは (1/2ページ)

 新型コロナウイルス感染症の特効薬になる可能性が高いと思われる新薬が開発されました。富山大学の仁井見英樹准教授や岸裕幸教授たちの研究グループが作成したもので、ひとつの抗体で多くの変異株の感染を防ぐことができることから「スーパー中和抗体」と命名されました。

 このことを受けて、6月16日に富山大学の齋藤滋学長は会見を開き、「治療薬開発にとって大きなインパクトがある研究成果なので、研究成果で終わらせずに国民に使っていただきたい」と述べました。

 この「スーパー中和抗体」は、複数の変異株を防ぐことができる抗体で、英国型(アルファ株)、南アフリカ型(ベータ株)、インド型(デルタ株)、ブラジル型(ガンマ株)に対する効果が確認されています。

 研究グループは中和抗体の量がとくに多い新型コロナウイルス感染症から回復した患者さんの血液から「B細胞」と呼ばれる抗体を作る細胞を抽出したうえで、このB細胞の遺伝子を組み換えて複数の変異株を防ぐ抗体の作成に成功しました。

関連ニュース