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【大崎裕史 麺喰いにつき】「ZUND-BAR」20周年 無化調なのに芳醇なうま味が押し寄せるスープ (1/2ページ)

 厚木市七沢温泉にある「ZUND-BAR」は2001年9月3日オープンなので先日、20周年を迎えた。この20年間で200万杯のラーメンを提供してきたという。中村兄弟が店に集まるとのことで私も20年来のラーメン仲間と十数年ぶりに行ってきた。当時、飛ぶ鳥を落とす勢いだった「中村屋」の2号店ということでかなり話題にもなった。当時、頻繁に開催していた「ラーメンオフ会」の会場として何度か訪れており、思い出深い店でもある。

 外観は木造の古い家屋をリノベーションして創っているが、中に入ると近未来的なとても斬新でカッコいい内装。20年たった今でも決して古くさくなく、新鮮。そして器が二重構造のステンレス製だったり、具は別盛りだったり、というのも意表を突いていた。場所は丹沢大山の麓にあり、本厚木駅からバスで30分ほどかかる立地。初めて行ったときには「こんな場所で長く続けられるんだろうか?」というのが正直な気持ちだった。

 それが20年続いており、しかもいまだに整理券を発行するほどの人気店なのである。基本的なメニューは当時の「中村屋」をベースに構成。丹沢大山は別名「阿夫利山」と呼ばれ、後に2003年恵比寿で「AFURI(阿夫利)」として出店し、現在国内16店舗(ZUND-BAR含む)、海外10店舗を展開するほどの快進撃を続けている。

 頼んだのは「ZUND-BARクラシック」(塩味の淡麗)。ステンレス製中空構造の器に入ったスープと麺だけの「かけらーめん」とトッピングが入った特製的な別容器が登場。具の下には少しライスも入っている。極細の全粒粉入り自家製麺にスープは大山の麓から湧き出る天然水を使い、丸鶏、昆布、さば節、かつお節、香味野菜などを丁寧に炊き上げたもの。無化調なのに芳醇(ほうじゅん)なうま味が押し寄せてくるスープには改めてビックリ。

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