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【HPVワクチンに女性も男性も注目せよ】男性のウイルスはペニスに長期存続 感染したらパートナーも検査を (1/3ページ)

 子宮頸(けい)がんの原因となるHPV(ヒトパピローマウイルス)には、有効なワクチンがある。にもかかわらず、副反応を強調した報道で日本での定着が遅れてきたことを前回、指摘した。

 HPVとひとくちに言っても、現在確認されているだけでも実に300種類以上の異なる型がある。HPV感染はとてもありふれたもので、性交渉を経験した男女の80%以上が生涯に一度は感染するといわれている。

 良性では性器周辺にイボができる尖圭(せんけい)コンジローマが知られているが、悪性となると、女性の子宮頸がんだけでなく、肛門がん、腟がん、外陰がん、咽頭がん、陰茎がんなどの原因となる。まさに男性にとっても脅威なのだ。

 性行為によって感染するHPVは他の性感染症と同様に、腟への挿入がない性行為だからと安心はできない。オーラルセックスでウイルスが口腔咽頭内部へ、アナルセックスでは肛門や直腸内へ感染するリスクがある。

 尖圭コンジローマは、HPV6型、11型、42型などに感染すると、男女ともに性器周辺や肛門まわりの皮膚や粘膜に表面がトゲトゲしたイボが出現する。はじめはとても小さくて、形はカリフラワーのようだったり、時にニワトリのとさかのようだったり。痛みがない上、見つけにくい部分に潜み、陰毛にも隠れ上手で、ドクターでさえ初期症状は見過ごさないよう入念に診察するという。

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