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【ベストセラー健康法】在宅医が助言する最期の時間の過ごし方 『納得できる最期のために「在宅死」という選択』(大和書房) (1/3ページ)

 誰もがいつかは迎える「死」。最期まで自分らしく過ごしたい、住み慣れた家で最期を迎えたい、家族の最期は自宅で見送りたいと誰もが考える。しかし、その願いが叶わない人が多いのもまた事実。どうしたら最期の時間の過ごし方を自分で決めることができるのか。

 

 自分や大切な人の死とどう向き合うか。そこに正解はないが、それぞれにとっての「ベスト」はある-そうした思いが原点となる本が、『納得できる最期のために「在宅死」という選択』(大和書房)である。

 著者は24時間365日体制で訪問診療に当たる在宅医歴10年、今では年間100人以上の患者の最期を見送っている中村明澄医師。

 在宅医になることを決めたのは研修医時代。家に帰りたいと願った終末期がん患者の願いを、在宅医がいないために叶えられなかったことがきっかけだったという。

 著者は大学5年生時の実習で、訪問医療に同行した際、家庭での点滴や採血などの医療行為が病院と同様に行われていることに驚いたと記している。

 実際、「医療=病院で行うもの」という思い込みは多いが、では、そもそも在宅医療とはどんなものか。本書の説明をもとに簡単にまとめたい。

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