台湾のTPP正式加入申請に中国が猛反発! 戦闘機など24機が台湾の防空識別圏に進入も 石平氏「中国の加入さらに難航」 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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台湾のTPP正式加入申請に中国が猛反発! 戦闘機など24機が台湾の防空識別圏に進入も 石平氏「中国の加入さらに難航」

 台湾政府が23日、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への加入申請を正式発表したことに、中国が猛反発している。外務省の報道官が記者会見で反対したうえ、中国の戦闘機など24機が台湾の防空識別圏(ADIZ)に進入したのだ。中国も16日にTPP加入を申請しているが、このような傍若無人な態度で、全加盟国の同意が得られると思っているのか。

 「石の上にも五年! 総統になってからこの水準の高い貿易協定の参加を準備してきました。われわれは全てのルールを受け入れる用意があり、TPPに加盟したいと思っています。日本の友人たちにはわれわれのこの努力をぜひ支持してほしいです!」

 台湾の蔡英文総統は23日、TPP加入申請について自身のツイッターで、日本語で投稿した。

 台湾行政院(内閣に相当)で通商交渉を担当する●(=登におおざと)振中政務委員(無任所相)らは同日の記者会見で、すでに加盟している世界貿易機関(WTO)と同様に経済圏として加入を目指す考えを示し、「加入できれば、GDP(域内総生産)で2%以上の経済効果が期待できる」と強調した。

 茂木敏充外相は23日、台湾の正式申請に「歓迎したい。戦略的視点や国民の理解も踏まえて対応したい」と応じた。

 これに対し、中国外務省の趙立堅報道官は同日の記者会見で「公的な性質を持つあらゆる協定や組織への参加に断固反対する」と反発した。

 軍事的圧力も強めた。台湾国防部(国防省)は23日、中国の戦闘機「殲16」や、対潜哨戒機「運8」など24機が台湾の防空識別圏に進入したと発表した。

 TPP加入には、全参加国の同意が必須である。だが、中国は加盟国のオーストラリアやベトナムなどと経済的・軍事的に対立し、沖縄県・尖閣諸島周辺にも海警局船を連日のように侵入させている。

 中国事情に詳しい評論家の石平氏は「習近平政権としては国際的孤立を回避しようとTPP加入を申請したのだろうが、国有企業を支援する基本方針や、オーストラリアへ制裁関税を続ける姿勢など、そもそも無理筋だ。加入への障壁が少ない台湾が先に正式加入すれば、中国は台湾に同意を求める構図となる。加入は、さらに難航するだろう」と語っている。

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