【藪から棒球】日本でプレーする外国人選手に要警戒 侍ジャパンきょう初戦 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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日本でプレーする外国人選手に要警戒 侍ジャパンきょう初戦

 東京五輪の野球は28日からスタート。侍ジャパンはドミニカ共和国、メキシコ、米国、韓国、イスラエルと6カ国でメダルを争います。

 五輪期間中にペナントレースを中断し、主力選手をそろえた日本とは対照的に、ほかの5カ国の顔ぶれを見ると全盛期を過ぎたベテランや米マイナーリーグクラスの若手が中心。ですが、侮ってはいけません。警戒しないといけないのは、各国の代表に招集された日本のプロ野球でプレーする助っ人たちの存在です。

 特に要注意なのは、オースティン(DeNA)を擁する米国代表でしょう。日本で実績十分の長距離砲からチームにもたらされるのは、日本投手陣の特徴、カウント別球種などの生の情報です。対戦経験が多い森下(広島)のカーブ、平良(西武)の速球などが丸裸にされる可能性は高い。サンチェス、メルセデス(ともに巨人)がいるドミニカ共和国代表も手ごわい相手となりますが、投手より野手の方が情報を持っているものです。

 複数の代表選手が防疫対策に背く行為で辞退した韓国代表も、代替メンバーにかつて阪神で抑えを務めた39歳のベテラン、呉昇桓(韓国・サムスン)を緊急招集。2004年のアテネ五輪で、オーストラリア代表が阪神に在籍していたジェフ・ウィリアムス投手から日本の打者の情報を集めたように、今回も諜報合戦が繰り広げられることになりそうです。

 メキシコ代表のメンバーには、個人的に懐かしい名前を発見しました。エイドリアン・ゴンザレス内野手(39)は06年から10年まで米大リーグ・パドレスに在籍。私がジャイアンツのときに対戦経験があります。球宴出場5度、通算317本塁打を放った左の強打者で、東京五輪出場のためメキシカンリーグで3年ぶりに現役復帰したとのこと。今回は日本代表に牙を向けないよう願うばかりです。

 今大会は敗者復活戦があるとはいえ、国際大会はとにかく打ち勝たなければ先に進めません。相手投手に球数を投げさせるよりも好球必打が鉄則です。相手の情報収集を上回る結果を出さなければ、侍ジャパンの金メダルへの道は険しさを増します。(元阪神投手コーチ)

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