【プロキャディーXのつぶやき】「哀しみを知らぬ男に勝利はない」次こそ勝てるぞケンシロウ! - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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「哀しみを知らぬ男に勝利はない」次こそ勝てるぞケンシロウ!

 フジサンケイクラシック最終日は、2季連続賞金王の今平周吾(28)が大爆発! 単独首位・石川遼との3打差を逆転する7バーディー・ボギーフリーの64をマークして今季初優勝をもぎとった。

 今平はオフシーズンの筋トレで飛距離は伸びたものの、アイアンや寄せの距離感にズレが生じ、春先は優勝争いに加われずにいた。ハードな筋トレを封印した後、ダンロップ・福島オープン6位タイを皮切りに4戦してベストテン入り3回を数え、以前の今平らしさが戻ってきていたのだ。

 そんな今平を本気モードにしたのが、同い年で中学時代からよく知る池上憲士郎の存在だ。池上は大会初日に出場資格が巡ってきた現地ウェイティング1番目の選手。急遽(きゅうきょ)出場とあって帯同キャディーなしのセルフプレーでのラウンドとなったが、ぶっつけ本番が幸いしてか好スコアをマーク。通算6アンダー・2位で迎えた最終日は、今平と最終組で戦うことになった超新星の選手だ。

 東北福祉大学ゴルフ部卒業後プロ転向したものの、ツアー出場資格を争うクォリファイングトーナメント(QT)で思うような結果を残せない日々が続いていた。それが、ウェイティング出場から一気に最終日最終組を迎えるとは誰が思っただろう。

 「ツアーシード選手と思わせるスイングと体つき。池上は下部ツアー選手とはいえ、来たる日のためにゴルフも体も鍛えていた。プリップリのお尻はトレーニングしている証ですよ」と某ツアーレップが、そう話してくれた。昨秋からキャロウエイのクラブを使い始めて飛距離は伸び、アイアンショットの精度もアップ。「ツアーで活躍していても不思議ではない選手。顔を合わせれば先に挨拶してくれますし、とにかく礼儀正しい。勝負事では、その人柄の良さがつい出てしまうのかな」ともこぼしていた。

 憲士郎の名は、1980年代の人気漫画「北斗の拳」の主人公名ケンシロウにあやかったという。このハードボイルドアクション漫画は格好いい決めセリフが最高に良かった。

 一時は単独首位に立った池上だったが、負けず嫌いの今平にその座を奪われ、最終ホールでのボギーで2位タイに終わった。悔しさが残ったという。それを聞き、俺はあの名セリフを思い出した。「哀しみ(悔しさ)を知らぬ男に勝利はないのだ!」。次こそ勝てるぞ、ケンシロウ!

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