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「金正恩の贈り物」でネコババ騒ぎ、幹部がテレビ独占し庶民は憤慨 (1/3ページ)

 北朝鮮・咸鏡北道(ハムギョンナムド)南部にある花台(ファデ)郡。全く無名の地域だが、ムスダン(舞水端)、テポドン(大浦洞)など、世界的に知られるミサイルの発射基地のある軍事的に重要な地域だ。

 (参考記事:【画像】「炎に包まれる兵士」北朝鮮 、ICBM発射で死亡事故か…米メディア報道

 そんな地域でも、自然災害は避けられない。今年上陸した3つもの台風は、朝鮮半島全体に深い爪痕を残したが、花台郡でも大きな被害が出た。それをいたわり、金正恩党委員長は住民らに「贈り物」を下賜した。

 この「贈り物」は北朝鮮において非常に重要なものだ。高級幹部には海外ブランドなどの超贅沢品を、一般庶民には肉、油などのちょっとした贅沢品を金正恩氏の名前で贈り、忠誠心をつなぎとめるというものだ。前近代に、国王が配下に領地や贅沢品を贈り、忠誠心をつなぎとめたの同じことが、北朝鮮では未だに行われているのだ。

 その「贈り物」をめぐり、ネコババ騒ぎが起きていると、現地のデイリーNK内部情報筋が伝えた。

 金正恩氏の名前で被災者に送られてきたのは、毛布2枚、食器、服の生地、トイレットペーパー、テレビ1台などをセットにしたもので、ほとんどが中国製だった。

デイリーNKジャパン

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