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金正恩が派遣した精鋭部隊、現場で「使いものにならない」と悪評 (1/3ページ)

 北朝鮮は今年、立て続けに3つの台風に襲われ、各地で深刻な被害が発生した。

 金正恩党委員長は、「首都の優れた中核党員1万2000人で咸鏡南・北道にそれぞれ急派する最精鋭首都党員師団を組織する」と、平壌市の党員に向けた公開書簡で表明した。彼らは決起大会の後の9月9日に、列車などで現地へ出発した。

 (参考記事:「首都党員師団1万2千人を被災地へ」金正恩氏が公開書簡

 大量のボランティアを受け入れた被災地だが、現地の人々は有難がるどころか激怒していると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

 咸鏡北道(ハムギョンブクト)の住民によると、党員は各地の被災地に分散配属されたが、全く使い物にならないという。

 土地をならして、レンガを成形し、住宅を建設するのが彼らに任せられた仕事だが、平壌でぬくぬくと暮らしてきたせいか、仕事がまともにできないというのだ。「やってる感」を演出してサボってばかりで、復旧作業は遅々として進まない。被災者からは「平壌遊び人」と揶揄される始末。

 結局、被災者が立ち上がり、山の土を削って泥を掘り出し、土レンガを作って家を建てるはめになった。ちなみに土レンガとは、土と硬化剤を混ぜて1週間程度日干ししたもので、保温・保湿・通気性に優れているが、耐久性に問題があると指摘されている。

 (参考記事:タワマン大好き金正恩、そのしわ寄せで国民は「土の家」に住む

デイリーNKジャパン

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