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金正恩が処刑…平壌医大「性的虐待」鬼畜グループと、ある母親の戦い (4/4ページ)

 さて、今回の事件の首謀者である平壌医大の男子学生4人だが、今月10日に、平壌市郊外の三石(サムソク)区域で、住民が見守る中で公開銃殺された。中央党幹部である親たちの処遇について、情報筋は言及していない。

 党上層部では、同様の事件が他の地方でも起きていないとは断定できないとして、全国の党組織、教育機関、司法機関に対する集中的な思想検討と総和(総括)を行うよう指示を下した。

 今回の大々的な摘発について、平壌市民は肯定的な反応を見せている。

 「幹部の家に生まれ、良い暮らしをしていた連中が、それ相応の罰を受けた」

 「親が幹部なら子どもも幹部であるかのように振る舞う連中を、党がスッキリと処罰してくれればいい」

 「普段から愛人をはべらし、社会を非社会主義風に染めた幹部はすべて銃殺すべきだ」

 ただ、今回の取り締まりも一過性のものに終わるだろう。トランスペアレンシー・インターナショナルが毎年発表している腐敗認識指数で、北朝鮮は対象となった179の国、地域の中で172位。最下位だった2016年以前よりは改善しているが、国家組織全体が不正行為に侵されていることを考えると、摘発キャンペーン、公開銃殺、収容所送りなどでビビらせるくらいで、根絶できるものではない。

 (参考記事:北朝鮮税関80人、巨額の不正蓄財摘発で一部は収容所送り

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デイリーNKジャパン

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