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【ニッポン放送・飯田浩司のそこまで言うか!】今年は「私権の制限」が1つのテーマ 「公共の福祉」において菅首相は自身の言葉で語って! (1/2ページ)

 明けましておめでとうございます。本年も拙欄をよろしくお願いします。

 今年は静かな正月でした。私が担当するニッポン放送の朝の番組「OK!Cozy up!」は大みそかも元日もレギュラー放送で、私の正月は普通の日々でした。ただ、この静けさも行く手に待ち構えるであろう課題を考えると、嵐の前の静けさのような空恐ろしさを感じます。

 年始から暗い話もどうかと思いますが、今年は「私権の制限」が1つのテーマになる気がしてなりません。

 昨年の大半を費やした新型コロナウイルス対策を見ると、感染症法や新型インフルエンザ等特措法による措置では、緊急事態宣言を出したとしても一人一人の行動を法律で縛れないことが明らかになりました。

 「基本的人権の尊重」は言うまでもありませんが、それは「公共の福祉」に反しないという一定の制限がかけられています。この公共の福祉という概念が有事の際にはより大きくなり、平時以上に私権を制限します。

 諸外国では当たり前に受け入れられていますが、わが国の政府は国民の反発に配慮して「強権の発動」には極力慎重でした。このことは褒められこそすれ、悪いことではありません。感染症を押さえ込み、公共の福祉が最大化される限りにおいては。

 今後は、この平時の仕組みを維持して、コロナ下の有事に対応できるとは思えません。医療の逼迫(ひっぱく)が言われますが、これは昨春の緊急事態宣言で分かっていたこと。その後半年で、強制力を発揮してでも病床の拡充や人員の確保をやらなければならなかったのです。

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