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朝鮮総連が「復権」か…党規約改正、金正恩のねらいは (1/2ページ)

 北朝鮮の平壌で5日から行われている朝鮮労働党第8回大会で9日、同党規約の改正が討議・決定された。

 朝鮮中央通信によれば、改正された党規約は序文に、「海外同胞の民主的民族権利と利益を擁護、保障し、海外同胞を愛国・愛族の旗印の下に固く結束させ、民族的自尊心と愛国的熱意を呼び起こすことに関する内容」が新たに盛り込まれたという。

 在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の活動や日朝関係に、こうした内容がどのように影響するか注目される。北朝鮮の最も組織化された在外公民団体は朝鮮総連だ。改正された党規約に従い、朝鮮総連の役割が重視されるようになれば、日朝関係に影響が出る可能性もある。朝鮮総連は近年、日朝間の「パイプ役」としての役割が低下していた。北朝鮮が朝鮮総連をより重視するようになれば、パイプ役の機能も復活するかもしれない。

 今回、党委員長から総書記となった金正恩氏は祖父・金日成主席や父・金正日総書記と比べ、朝鮮総連の活動に関心が薄いと見られてきた。金正恩氏は折に触れて、朝鮮総連中央常任委員会や許宗萬(ホ・ジョンマン)議長に宛てて祝賀文やメッセージを送ってきたが、その内容も金正日氏の時代に比べ「薄い」と言われている。実際、金正恩氏は最高指導者になって以降、許宗萬氏と一度も会っていないと見られている。

デイリーNKジャパン

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