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「海水でコロナに感染する?」金正恩の出漁禁止命令で食糧難が加重 (1/3ページ)

 新型コロナウイルスの感染者が比較的少なかった中国東北の吉林省。ところが、ここに来て状況が急変している。

 吉林省衛生健康委員会は今月11日、隣接する黒龍江省綏化から列車に乗って吉林省長春の自宅に戻った男女4人のコロナ感染を発表した。そこから次々に感染が広がり、18日24時の感染者数は、長春44人、松原4人、そして通化123人だ。

 通化に含まれる集安は、川をはさんで北朝鮮の慈江道(チャガンド)満浦(マンポ)と向かい合う。北朝鮮は国内でのコロナ感染者発生を認めていないが、その喉元までウイルスを突きつけられた状況となっている。

 北朝鮮は国境封鎖などに加え、密輸、元脱北者などの密入国が起きた地域に封鎖令(ロックダウン)を敷くなど、過剰とも言うべき反応を示している。その内のひとつである漁船の出漁禁止措置が、深刻な食糧難を加重している。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

 (参考記事:【北朝鮮国民インタビュー】突然のロックダウンで生活困窮、餓死者も

 平安北道(ピョンアンブクト)新義州(シニジュ)の情報筋は、昨年1キロ4000から5000北朝鮮ウォン(約48円~60円)で売られていたハタハタが、今では1万8000から2万北朝鮮ウォン(約216円~240円)になっていると伝えた。

デイリーNKジャパン

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