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【ニッポン放送・飯田浩司のそこまで言うか!】新型コロナ特措法改正案、罰則規定設けるという疑問 私権を制限する割に「責任の所在」があいまいに (1/2ページ)

 先週から通常国会がスタートしました。私も国会に取材に行きましたが、新型コロナウイルス対策で本会議場に入る議員は半数以下で、全員がマスク着用。演壇も答弁者が変わるごとに消毒が行われていました。

 ですが、報道は平時そのもの。翌日の紙面には「首相、施政方針でも言い間違い」という見出しで、「言い間違いを繰り返すのはいけません」と、鬼の首を取ったような野党議員のコメントが添えてありました。

 今国会は、今まで以上に充実した審議が求められるはずですが、その滑り出しがこれです。日々、自粛生活に耐え、雇用も所得も危機にある国民の目にはどう映るでしょうか? 本来は重要政策がめじろ押しで、そこには今後の日本社会にとって重要な論点が含まれています。

 特に、新型コロナ対策の法改正は目下の対策のみならず、年始のコラムで書いたとおり、有事の際に「私権の制限」のロールモデルになる重要なテーマです。22日に関連法案が閣議決定されましたが、営業時間短縮や休業の要請に従わない飲食店などに命令を出せるようにし、違反した場合の罰則を設けます。また、入院を拒否した新型コロナ患者への刑事罰も導入し、病床確保のための規定も盛り込むとのことです。

 疑問なのは、緊急事態宣言の前段階として「蔓延(まんえん)防止等重点措置」というグレーゾーンを置き、一部罰則規定を設けるようです。

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