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【警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識】東日本大震災の「余震」がなくなる? 地震活動が盛んな日本では、他の地震にまぎれて見えなくなる (1/2ページ)

 東日本大震災の余震が気象庁の発表から消えるかもしれない。

 2月13日の深夜に地震が起きた。震源は福島沖でマグニチュード(M)は7・3。大地震だ。福島県と宮城県で震度6強を記録した。震源が55キロメートルと深かったので、不幸中の幸いで津波はほとんど出なかった。

 この地震が2011年の東日本大震災(地震名は東北地方太平洋沖地震)の余震かどうかに疑念が持ち上がっている。

 この地震は本震の震源の外だった。しかし気象庁は、震源断層よりも大きい震源域付近の東西350キロメートル、南600キロメートルの範囲で発生したすべての地震を余震として発表してきた。

 気象庁は「余震の規模は小さく、回数は少なくなっていく」「安全になった」とのイメージを広げた。このことは誤解を住民に与えて避難を遅らせることにもつながっていた。しかも気象庁が発表していたのは、たんに平均的な経験例にもとづいているだけで、余震に対する一般的な注意を呼びかけているだけだった。気象庁はこの是正に初めて取り組む。

 余震は、けがをしたあとのうずきのようなものだ。本震で地震断層が動いたあと、本震の領域内で小さめの地震が起き続ける。それが余震なのだ。

 余震は時間とともにゆっくり減っていく。ただし数学的には原子核の崩壊のように指数関数で減っていくのではなく、本震直後の減り方は指数関数より速いのだが、後に長く尾をひく。M9という東日本大震災くらい大きな地震だと、余震は100年以上も続く。

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