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【ケント・ギルバート ニッポンの新常識】習主席「国賓」来日なら“日本の負の遺産” 天皇陛下への侮辱、外交上の致命傷に 喜ぶのは与野党の「親中」勢力ぐらいだ (2/2ページ)

 日本が、習氏を「国賓」として招けば、天皇陛下がお出迎えされることとなり、国民の幸せと平和を希求されている陛下への侮辱となる。さらに世界の左派メディアが「親中」というイメージを植え付け、自由主義陣営に失望を与えることは目に見えている。

 コロナ禍でも、軍事的覇権拡大を進める中国に対し、日米同盟をはじめ、日米とオーストラリア、インドによる枠組み「QUAD=クアッド」などによって自由主義陣営が結束を高めている。ジョー・バイデン米政権に「親中」懸念がぬぐえないなか、世界は「国賓来日=日本は中国にすり寄った」とみるだろう。

 習氏としては、香港やウイグルなどでの人権問題が世界的注目を集めるなか、「国賓」来日で批判をかわそうという狙いがありそうだ。民主化運動を武力弾圧した1989年の天安門事件後、92年の天皇訪中で国際社会に復帰したことを参考にしているのではないか。一昨年6月、トランプ米大統領が「国賓」来日しており、肩を並べたい野心もあるだろう。

 そもそも、習氏の「国賓」来日を喜ぶ日本人がどのくらいいるのだろうか。経済的利害関係者と、与野党の「親中」勢力ぐらいではないか。そんな、一部の人々・勢力のために、外交上の致命傷を負うことはない。負の歴史を残してはならない。

 ■ケント・ギルバート 米カリフォルニア州弁護士、タレント。1952年、米アイダホ州生まれ。71年に初来日。著書に『儒教に支配された中国人・韓国人の悲劇』(講談社+α新書)、『トランプ大統領が嗤う日本人の傾向と対策』(産経新聞出版)、『日本覚醒』(宝島社)など。

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