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金正恩の「暴走ベンツ」と並ぶ北朝鮮の“恐ろしいクルマ” (1/3ページ)

 北朝鮮の公道を走る車両は、ドイツ製の高級車メルセデスベンツの比率が高いとされる。車両の台数はかつてに比べ大幅に増えたとされるが、それでも諸外国よりはだいぶ少ない。その中にあって、ベンツが良く目立っているということだ。

 一般の人々がクルマを所有するのが難しい状況下でも、朝鮮労働党や朝鮮人民軍、政府の幹部たちにはベンツがあてがわれているからだ。

 そんな北朝鮮のクルマ事情の中で、ひときわ特別な存在となっているのが、イタリアのIVECO製のバスだという。秘密警察である国家保衛省の特別逮捕チームが使用していることから、「恐怖の象徴」として見られているようだ。

 ちなみに、金正恩氏が自ら運転する「暴走ベンツ」も非常に恐ろしい存在と言えるが、今後はIVECOのバスが北朝鮮国民に恐怖を抱かせる回数が増えてくるかもしれない。

 (参考記事:金正恩氏の「高級ベンツ」を追い越した北朝鮮軍人の悲惨な末路

 北朝鮮の金正恩総書記は1月に開かれた朝鮮労働党第8回大会の結語で、「社会生活の各分野で現れているあらゆる反社会主義的・非社会主義的傾向、権力乱用と官僚主義、不正・腐敗、税金外の負担などあらゆる犯罪行為を断固阻止」すると宣言した。同大会では、党中央委員会に「規律調査部」も新設されている。

 さらに、先月24日の党中央軍事委員会第8期第1回拡大会議で同氏は、「人民軍内に革命的な道徳規律を確立するのは単なる実務的問題ではなく、人民軍の存亡と軍建設と軍事活動の成敗に関わる運命的な問題である」と指摘。「軍指揮メンバーの政治意識と道徳観点を確立するための教育と統制を強化すべき」と強調した。

デイリーNKジャパン

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