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【ニッポン放送・飯田浩司のそこまで言うか!】「私たちはいつまで被災者でいればいいんですか?」 東日本大震災から10年…被災地と感覚にギャップ (1/2ページ)

 東日本大震災から10年となる3月11日を控えて、私が担当するニッポン放送の朝のニュース番組「OK!Cozy up!」(月-金、午前6時~)は1週間、被害が大きかった東北の太平洋岸各地から生放送しています。前日に移動・取材をし、翌朝生放送、その後、移動・取材を繰り返して、福島県の浜通りから岩手県の宮古市までを予定しています。

 初日の8日は、福島県浜通りからの放送でした。ご存じのとおり、地震・津波に加えて、東京電力福島第一原発の事故によって長期にわたる避難を強いられた地域です。

 発災当初のイメージが非常に強かっただけに、被災地以外では「いまだに、ほとんど人がいないのではないか?」「除染土が入った『フレコンバッグ』と呼ばれる黒い袋が、そこら中に積んであるのではないか?」と思っている方もいるかもしれません。

 先週には、わざわざフレコンバッグが積んであるところを空撮して、カラー写真を1面に載せた新聞もありました。むしろ、空撮で探さなければ見当たらないほど、以前と比べると一歩ずつ着実に復興しているなぁ-というのが私の実感です。

 この認識のギャップは、NHK放送文化研究所が行った「東日本大震災から10年 復興に関する意識調査」にも表れています。「思い描いていた復興が、どの程度実現できているか」という設問に対し、「かなり実現できている」「ある程度実現できている」というポジティブな回答が、全国に比べて被災3県の方がいい数字でした。

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