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文政権、疑惑・不祥事続出で大ピンチ 前検事総長が支持率独走、松木國俊氏「国民のムードは『尹氏支持』に傾く」

 来年3月の韓国大統領選に関する世論調査で、文在寅(ムン・ジェイン)政権と対立して抗議の辞任をした尹錫悦(ユン・ソギョル)前検事総長がトップを独走している。文政権には、不動産政策に関する疑惑・不祥事が続出しており、左派与党には厳しい選挙戦となりそうだ。

 韓国の世論調査会社「リアルメーター」が29日に発表した調査結果によると、尹氏が34・4%で1位。韓国北部・京畿道(キョンギド)の知事で、革新系与党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)氏は21・4%、同党前代表で、知日派でも知られる李洛淵(イ・ナギョン)前首相は11・9%となった。

 尹氏は今月4日、文政権が進める検察改革に抗議して検事総長を辞任した。8日発表の同じ調査で、尹氏は28%で1位だったが、さらに支持を集めたといえる。政界入りを目指すかは表明していない。

 韓国では、政府傘下の公社職員らが内部情報をもとに値上がりが確実視される土地を購入し、私腹を肥やそうとしていた疑惑が発覚。文政権や与党への強い逆風となっている。

 朝鮮近現代史研究所所長の松木國俊氏は「尹氏は、不動産疑惑に反発する保守中道の無党派層の支持を集めているようだ。4月のソウル、釜山(プサン)両市長選で保守系候補が連勝すれば、文氏の『レームダック(死に体)化』は進み、国民のムードは『尹氏支持』に傾くだろう。青瓦台(大統領府)は警戒を強めるのではないか」と分析している。

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