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金正恩の特殊部隊 「ポンコツ」過ぎて中朝国境から撤収 (1/2ページ)

 北朝鮮の国境の守りを担っているのは、国境警備隊だ。ところが昨年8月、「爆風軍団」として知られる朝鮮人民軍第11軍団の兵力が、国境警備のために派遣されるなどし、国境警備兵力が3倍増強された。

 北朝鮮は新型コロナウイルス対策として国境を閉鎖し、これを違法に破る密輸と脱北を以前にも増して厳重に取り締まっている。

 だが、それらで生計を立ててきた地域住民とズブズブの関係にある国境警備隊では、警備が務まらないと考えた当局が爆風軍団を増派したのだ。しかし、最近になって暴風軍団に撤収命令が下されたと、咸鏡北道(ハムギョンブクト)のデイリーNK内部情報筋が伝えた。

 (参考記事:「気絶、失禁する人が続出」金正恩、軍人虐殺の生々しい場面

 情報筋によると、会寧(フェリョン)、穏城(オンソン)、鏡城(キョンソン)など、道内の中国との国境に接する地域に投入されていた暴風軍団に対して今月5日、最高司令官(金正恩総書記)の撤退命令が下された。その理由をひとことで言うと「予想以上のポンコツ」だったからだ。

 「暴風軍団が伝染病(コロナ)防御という情勢の要求に従いはしたが、平凡な国境地域の軍人たち(国境警備隊員)のように勤務し、基本戦闘任務を忘却しているとの分析がなされた」(情報筋)

 昨年12月から今年3月にかけて行われた冬季訓練では、軍団の兵士らが割り当てられた区域から離脱する現象が起きるなどし、「基本がなっていない」との判断が下されたという。

デイリーNKジャパン

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