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「髪の乱れは思想の乱れ」風紀取り締まりに躍起になる金正恩 (1/2ページ)

 「髪の乱れは心の乱れ」

 これはかつて、日本の学校が生徒の髪型、服装、持ち物を取り締まるのに使っていた根拠不明な理屈だ。今でも「ブラック校則」が議論の的になったりするが、髪の毛やスカートが長いからと、衆人環視の中でハサミで切り刻むという、今なら暴行罪で訴えられかねないような生徒指導がまかり通っていた1990年代以前と比べれば、多少はマシになったのではないだろうか。

 そんな風紀取り締まりを、国単位で行なっているのが北朝鮮だ。

 当局は、今月15日の太陽節(金日成主席の生誕記念日)を控え、社会主義生活文化と生活様式を厳格に遵守することについての指示を下し、国民の服装に関する取り締まりに乗り出したと、咸鏡北道(ハムギョンブクト)のデイリーNK内部情報筋が報じた。

 今回の取り締まりにあたって当局は、服装の乱れは単純な問題ではなく、思想精神状態を表す重要な問題だと指摘し、すべての国民は社会主義風俗と生活様式に合った服装と髪型にすべきだと強調した。

 当局は、学生、女盟(朝鮮社会主義女性同盟)、青年同盟(金日成ー金正日主義青年同盟)のメンバーを動員し、糾察隊(風紀取り締まり班)を工場、企業所、機関の入口や、横断歩道など人の多い所に立たせて、服装、髪型のみならず、肖像徽章(金日成・金正日バッジ)の着用状態、女性がきちんとスカートを履いているかなどをチェックさせ、報告させている。

デイリーNKジャパン

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