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【勝負師たちの系譜】棋士の引退理由…最多は規定による在籍期間切れ 過去には現役復帰を懇願するケースも (1/2ページ)

 年度末は一部の棋士にとって進退、すなわち引退に関わる時期でもある。

 棋士の引退はいくつかのケースがあるが、一番多いのはフリークラス規定による引退だ。

 規定とはC級2組から降級するとフリークラスとなり、60歳までか10年間の在籍。

 また降級前に自らフリー宣言すれば、15年在籍で65歳まで。ただしこちらは、C2復帰の道はない。

 今回、この規定で引退したのが、東和男八段と金沢孝史五段だ。東はこの規定での最高齢となる、65歳での引退である。彼は棋士として活躍の他、関西本部の理事を長く務め、連盟の運営に大きく寄与した。

 また規定でなく、自ら引退を宣言する棋士もいる。特に第1人者となった棋士には、クラスが落ちたことを機に、宣言するケースがよくある。

 古くは木村義雄14世名人が、若き大山康晴15世名人に敗れ、名人の座を失った時に「よき後継者を得た」と言って引退したのは有名だ。

 升田幸三実力制第四代名人も体調不良で2期休場の後、出場するかどうか(当時、3期休場は降級の制度)を、若手と非公式戦3番勝負を指して決めると提案があった。

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